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会社に泊まることになったら?防災グッズで本当に必要なものと忘れがちな備えを徹底解説

「今日は会社に泊まることになるかもしれない」。そんな状況、できれば避けたいものですよね。けれど大きな災害が起きると、交通機関の停止や道路の安全確保によって、無理に帰宅しないほうがよい場合があります。

会社には備蓄があるから大丈夫、と思いがちです。実際には、社員全員に十分な量が行き渡るとは限りません。そこで今回は、会社に泊まるときに本当に必要な防災グッズと、つい忘れがちな備えを、個人で準備する視点から整理します。

目次

会社に泊まるための防災グッズとは?まず知っておきたい基礎知識

自宅用と会社用では必要なものが違う

自宅の防災グッズは、避難生活を続けるための備えが中心です。一方、会社用では「その場で一晩から数日過ごすもの」と「安全に帰宅するもの」を分けて考える必要があります。

水や食料だけでなく、床で休むための寝具、停電時の明かり、トイレや衛生用品も欠かせません。自宅なら取りに戻れるものでも、災害直後は会社から動けない可能性があるんです。

会社の備蓄を確認してから個人分を決める

まず確認したいのは、勤務先に何が備えられているかです。飲料水、非常食、簡易トイレ、毛布、救急箱、ヘルメットなどは、会社側で用意されていることがあります。

ただし、保管場所や配布方法まで知っている人は意外と少ないもの。賞味期限や数量が十分か、停電時にも取り出せるかを確認し、不足しそうなものを自分のロッカーやデスクに補っておくと安心です。

水と食料は「3日分」を目安にする

一般的な備蓄の目安として、水は1人1日3L、食料は3日分が挙げられます。すべてを個人で持ち込むのは難しいため、会社の備蓄と自分の分を合わせて考えましょう。

食料はアルファ米、缶入りパン、栄養補助食品など、常温で置けて調理の手間が少ないものが便利です。水や食料が会社にない場合は、まず最低一泊分から始めるだけでも、何もない状態とは大きく違います。

会社に泊まるとき本当に必要なものは?優先順位で選ぼう

最優先は水・食料・明かり

防災グッズを一度に完璧にそろえようとすると、何から買えばよいか迷います。最初に選ぶなら、水、食料、ライト、モバイルバッテリーの4つです。

停電すると、社内の照明だけでなく、エレベーターや充電設備も使えない可能性があります。小型ライトやヘッドライトがあれば、両手を空けたまま移動できますし、スマートフォンの電池を明かりで消耗させずに済みます。

寝具と着替えで体の負担を減らす

会社に泊まるとき、見落とされやすいのが「眠る準備」です。床や会議室の椅子で休むことになるかもしれないため、薄手の毛布やブランケットを一枚用意しておきましょう。普段はひざ掛けとして使えるものなら、置いておくハードルも下がります。

余裕があれば、空気で膨らませるエアーマットも便利です。収納時はコンパクトで、床の冷たさや硬さをやわらげてくれます。加えて、下着1日分、靴下、動きやすい着替えがあると、汗をかいたときや長時間の待機にも対応できます。

歩いて帰る可能性も考える

状況が落ち着いたあと、徒歩で帰宅することになるケースもあります。そのため、革靴やヒールだけで長距離を歩くのは大変です。折りたたみスニーカー、または会社に置ける歩きやすい靴があると安心ですよ。

丈夫で動きやすい服、ホイッスル、防犯ブザー、地図も帰宅時に役立ちます。ただし、危険な道を無理に歩く必要はありません。会社や自治体の案内を確認し、安全が確保されてから行動することが大切です。

忘れがちな防災グッズと、個人で用意したい衛生用品

トイレと衛生用品は後回しにしない

水や食料に目が向きやすい一方で、簡易トイレは忘れられがちです。断水や排水設備の停止が起きると、トイレが使えなくなることがあります。会社に備蓄があるかを確認し、なければ携帯トイレを数回分から用意しておきましょう。

歯磨きセット、せっけん、消毒用品、汗拭きシート、ポケットティッシュも実用的です。お風呂に入れない状況では、汗拭きシートがあるだけでかなり過ごしやすくなります。小さな袋にまとめておくと、取り出しやすいですね。

個人差のあるものこそ自分で備える

生理用品、メイク落とし、コンタクトレンズ用品、常用している薬などは、会社の共用品では代用しにくいものです。必要な人は、一泊分だけでも自分専用としてロッカーに置いておきましょう。

眼鏡を使う人は予備の眼鏡、肌が敏感な人は使い慣れたスキンケア用品があると安心です。災害時は普段と違う環境で過ごすため、「なくても何とかなる」と思っている小物が、意外に大きな困りごとになります。

救急用品と情報ツールも確認する

絆創膏、手袋、消毒用品などの応急処置セットは、会社の救急箱だけに頼らず、個人用に少量あると便利です。なお、ヘルメットや大きな救急箱は本来、会社全体で備えるものなので、設置場所を確認しておきましょう。

スマートフォンの充電ケーブル、予備バッテリー、現金、小型ラジオも忘れやすい備えです。通信が混雑したり、キャッシュレス決済が使えなかったりする場面を考えると、少額の現金を財布とは別に保管しておく方法もあります。

デスクやロッカーに収納する具体的な方法と手順

まず「会社にあるもの」をリスト化する

いきなり買い物を始める前に、会社の防災担当者や総務へ確認しましょう。水、食料、毛布、簡易トイレ、ライト、ヘルメットの有無と保管場所をメモします。数量や使用期限まで分かれば、個人で補う範囲が見えてきます。

次に、自分が最低一泊する場合に必要なものを書き出します。おすすめは「食べる」「眠る」「清潔にする」「移動する」の4分類です。分類すると、買ったのにライトがない、着替えはあるのに靴がない、といった抜けを防げます。

狭い収納には小型・兼用タイプを選ぶ

デスクやロッカーが狭いなら、薄型や圧縮できる商品を選びます。ブランケットはひざ掛け兼用、ライトはモバイルバッテリー兼用、タオルは汗拭きと防寒の両方に使えるものが便利です。

食料も、かさばるものを大量に置く必要はありません。小型でもカロリーを補給しやすい栄養補助食品、チョコレート、キャラメル、飴などを組み合わせると、普段のおやつとして消費しながら入れ替えられます。

半年に一度は中身を点検する

備えは置いたら終わりではありません。半年に一度を目安に、食品の期限、モバイルバッテリーの充電、衣類のサイズ、薬や生理用品の不足を確認しましょう。季節に合わせて、夏は汗拭き用品、冬は防寒具を見直すのもおすすめです。

保管場所をスマートフォンに記録し、同僚や家族にも必要な情報を共有しておくと、いざというときに慌てません。大切なのは、豪華なセットを買うことではなく、自分が実際に使える状態にしておくことですよ。

会社に泊まる場合のよくある質問

Q1. 会社の備蓄があれば個人の防災グッズは不要ですか?

不要とは言い切れません。会社の備蓄は全員分を想定していても、配布まで時間がかかったり、個人に合う衛生用品や着替えまでは用意されていなかったりします。

まずは水や食料の不足分、ライト、モバイルバッテリー、毛布、着替え、衛生用品を一泊分から準備するとよいでしょう。

Q2. 会社に泊まるとき、食料は何を選べばよいですか?

常温保存でき、開封や調理が簡単で、食べ慣れているものがおすすめです。アルファ米、缶入りパン、栄養補助食品、チョコレートや飴などを組み合わせると、食事と間食の両方に対応できます。

アレルギーや食事制限がある場合は、共用備蓄だけに頼らず、自分が食べられるものを用意しておきましょう。

Q3. 会社から徒歩で帰宅するときに必要なものは?

歩きやすい靴、動きやすい服、飲料水、ライト、ホイッスル、防犯ブザー、モバイルバッテリーが基本です。地図や少額の現金、タオルもあると役立ちます。

ただし、徒歩帰宅が常に正解とは限りません。道路の安全や交通状況を確認し、会社や自治体の案内に従って、無理のないタイミングで行動してください。

会社に泊まる備えは、特別なものを大量にそろえる必要はありません。水と食料に加え、明かり、眠るためのもの、衛生用品、着替えを一泊分から準備するだけでも、安心感は変わります。

会社の備蓄を確認し、自分にしか用意できないものを補う。そして定期的に見直す。この3つを習慣にして、いざというときに落ち着いて過ごせる環境を作っておきましょう。

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