災害対応シミュレーション

【事業継続対応編】

状況付与6

【9月7日(月)11:00】

あなたはどの会社に正式に依頼をしますか。

<選択肢>

① C社

② D社

 

あなたの答え

C社

適切な答えでした。

解 説

これは代替先を選定するという疑似体験をしていただき、BCPで重要視する代替戦略を検討する際の参考としていただくことを目的とした質問でした。

今回の例のように、自社で製造ができなくなった場合に備えて、BCPではいくつかの代替策を事前に確保しておくようにします。

 

この例では提示されている情報が少ないため判断に悩むところですが、D社は競合会社でもあることを踏まえ、今回は対応可能なC社に依頼するのが適切と考えられました。

ただし、回答にあったように20日の納品にやや不確定要素があるという不安要素があります。また、D社の競合製品がそのまま納品できる場合は、D社に依頼し、自社経由で納品を行うことも可能と言えます。

 

代替製造が行われた過去の例では、依頼する際の条件が詳しく決まっていなかったため、対応に時間がかかってしまった例がありました。この例のように他社に依頼を行う場合の条件等を事前に調整していくことが有効となります。

対応シミュレーションはここまでとなります。

 

最終的に千葉県のC社へ代替製造を依頼することを決定し、製品評価も終わり、無事に納期内になんとか製品を届けることができました。

 

顧客Aに向けた事業継続の体制はなんとかできましたが、他の取引先への納品対応や、被災した工場装置の復旧などを進める必要があり、まだまだ大変な状況が続きます・・・。

 

 

最後にこれまでの内容を振り返ってみましょう。