簡易BCPをつくる

解説3-2:非常時の経営体制への移行

このルール3の(2)「非常時の経営体制への移行」は、BCPを発動することと同義です。

ここでは、災害等の非常時対応に加えて、災害に限らず日常における様々な危機対応でも利用できるよう、「BCPの発動」とはせず、「非常時の経営体制への移行」という表現としました。

 

非常時の経営体制へ移行するタイミング(基準)としては以下のようなものが考えられます。

■重要業務が〇時間以上停止し、再開できないと見込まれた場合

■社員が〇人以上、同時に欠勤した場合

■原材料の〇〇が仕入れできなくなった(又は仕入れが困難になった、価格が非常に高騰した)場合

■〇〇サーバが停止し、〇時間以上復旧しない場合

 

いずれも通常の体制では業務が継続できない状態となります。

 

このような状態になった場合は、通常の業務運営をやめ、すぐに非常時における経営体制に切り替えていくようにしましょう。